■物件の概要
競売では瑕疵ある物件は多くの入札が集まりやすい。この日開札の愛川町半原の空家、本厚木駅から15キロメートルの1種低層住専地域約40坪の土地に平成11年築の木造2階建居宅。実は、この物件昨年6月に売却となっている。その際の売却基準価額は3,180,000円、入札10本、5,342,081円で県内の業者が落札した。しかし、落札後に瑕疵が判明、後の現況調査で土地と建物の沈下、盛土の流入などにより取毀を要する可能性が勘案され評価額が前回より大幅に下がり売却基準価額は前回の1割余りの420,000円に。
■入札の結果
開札の結果は入札32本、前回の落札価格には届かなかったものの、基準価額の約8.3倍の3,468,376円で個人名の落札、次順位資格者はいなかった。
横浜地方裁判所小田原支部 2025年1月22日開札 令和5年(ケ)105号事件