コラム

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スルガ銀申立シェアハウス2物件ともに1億超で落札、東京地裁本庁2024年6月12日開札

この日の開札では規模などの似たシェアハウス2物件が落札となった。1物件は杉並区阿佐谷南、阿佐ヶ谷駅500m、1種中高層住専地域の4.1m道路に接面する50坪余の土地と木造2階建20室のシェアハウス、もう1つの物件は北区豊島、王子神谷駅900m、1種住居地域の4.2m道路に接面する50坪余の土地とやはり木造2階建20室のシェアハウス。2物件ともに平成29年8月築の建物で賃借人は同一で居住者は外国人が […]

浦和駅540m、コンビニ店に入札8本 さいたま地裁本庁2024年6月19日開札

浦和駅540m、マンションの1階部分コンビニエンスストアが賃借中の物件である。コンビニエンスストアの競売は特に珍しいことではない。フランチャイズ本部が賃借し、店舗が転借している。賃料は月額60万円で敷金は600万円を預託、対抗要件を有しない抵当権に後れる賃借権である。この物件は横浜市に本店を置く法人が所有し賃貸利用しているが、りそな銀行の申立で4つの区分所有建物が競売となり、4単位に分割売却となっ […]

賀茂郡東伊豆町のマンション「ルシーヌ南熱川」8物件全て落札 静岡地裁沼津支部2024年5月22日開札

■物件の概要 賀茂郡東伊豆町片瀬、伊豆急行線片瀬白田駅430m、平成1年築総戸数71戸のマンション「ルシーヌ南熱川」の専有部分8室が分割で売却となった。所有者は法人で大半が空家、一部が賃借人が居住している。どの部屋も滞納管理費が多額なため売却基準価額は1万円。 ■入札の結果 入札は管理組合のみかと思われたが、予想に反し全件が管理組合以外が落札した。8分割の売却単位すべて入札は2本、1室のみ賃借人が […]

再建築不可2分の1持分を2度の競売で落札 東京地裁立川支部2024年3月12日開札

日野市平山六丁目、1種低層住専地域の古家と約37坪の土地の持分2分の1が落札となった。売却基準価額990,000円に対して1.7倍の1,710,000で個人名での落札、入札は3通あったが次順位資格者はいなかった。持分売却は不動産会社や関係人が入札することが多いが、今回の落札者も売却外持分権者なので関係人ではある。しかし今回落札したK氏は、この持分を過去の令和5年06月13日開札の強制競売で取得して […]

川崎市宮前区7階建一棟マンション、今年最高額の11億円超で自己競落 横浜地裁川崎支部2024年5月22日開札

■物件の概要 首都圏で今年最も高額での落札となった大型物件、共同住宅一棟である。川崎市宮前区馬絹3丁目、田園都市線宮崎台駅1600m、平成1年10月築のRC造7階建総戸数87戸。対抗要件のある最先の賃借権により多くの賃借人が居住しており、61戸は賃借人が居住し賃料計5,225,000円/月、共益費計450,800円/月、敷金計7,054,500円、残り24戸は空室である。所有者は法人で、約3年前に […]

東尾久の約240坪の底地、1億弱で落札 東京地裁本庁2024年5月15日開札

荒川区東尾久2丁目、都電東尾久三丁目駅もしくは日暮里舎人ライナー赤土小学校前から徒歩5分程度の787㎡の土地。準工業地域、接面道路は3方にあるが3~4mの42条2項道路だ。そして、土地上には件外建物が6棟あり、敷地利用権は対抗力を有する最先の賃借権。競売に付された経緯は、相続人による共有物分割の形式競売である。古家の建つ昔からの借地が相続によって所有者が変わって処分する必要が発生するというのは少な […]

新宿ゴールデン街 土地3坪と古長屋店舗に入札100本 東京地裁本庁2024年4月10日開札

この日の開札では入札数100本の物件が現れた。東京都で入札数が100本に達したのは10年ぶりである。物件は新宿ゴールデン街の宅地9.91㎡と昭和25年築の縦割り長屋店舗で、1階部分2階部分をそれぞれ抵当権に劣後する賃借人が飲食店に使用しており月額賃料は計16万5千円。 所有者はすでに死去しており、相続人不存在の状態で抵当権が実行となった。たったの3坪だが1平米あたりの更地価格が約100万で土地評価 […]

都内はシェアハウスの競売物件が増加 東京地裁本庁2024年3月12日開札

この数年賃貸用の収益物件の競売物件が増えているが、今年になり都内ではすでに半年で20物件近くのシェアハウスが競売に付されており、これは例年よりもかなり多い。2021年に年間で10数件、その後の2022年と2023年は年間数件だったので、今年は大きく増加している。この日の開札でも、足立区谷在家のシェアハウスが落札となった。日暮里舎人ライナー谷在家駅からは徒歩5分と近いが、やはり地形は間口2mの旗竿状 […]

  • 2024.03.29

売買契約過程で売主死去、買主はその後の競売で買受け さいたま地裁本庁2024年3月13日開札

戸田市美女木の駐車場、使用している法人の占有権限は使用借である。使用の経緯は、同法人がこの土地を所有者から購入する過程で、建物解体、樹木の伐採、手付金を支払った後、売買契約未了のうちに所有者が死去してしまった。全相続人の間ではこの売買は合意がなされていない模様で、そのような中、共有者の1人が競売を申し立ててしまった。美女木ジャンクションのそば、北戸田駅から1800mの約90坪の準工業地域の首都高沿 […]

  • 2024.02.19

共有持分が4つに分割売却、結果は3社が落札 東京地裁本庁2024年1月31日開札

この日開札となった杉並区宮前2丁目、京王井の頭線富士見ヶ丘から1400mの1種低層住専地域の借地権付建物は、併合事件とならず4つの売却単位に分割して売却となった。もちろんそれぞれに異なる事件番号が付され、令和5年(ヌ)217号は持分3/40、令和5年(ヌ)218号は持分2/40、令和5年(ヌ)219号も持分2/40、令和5年(ヌ)220号は持分14/40で全部合計しても100%とならない。そもそも […]

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