新宿ゴールデン街 土地3坪と古長屋店舗に入札100本 東京地裁本庁2024年4月10日開札

新宿ゴールデン街 土地3坪と古長屋店舗に入札100本 東京地裁本庁2024年4月10日開札

この日の開札では入札数100本の物件が現れた。東京都で入札数が100本に達したのは10年ぶりである。物件は新宿ゴールデン街の宅地9.91㎡と昭和25年築の縦割り長屋店舗で、1階部分2階部分をそれぞれ抵当権に劣後する賃借人が飲食店に使用しており月額賃料は計16万5千円。 所有者はすでに死去しており、相続人不存在の状態で抵当権が実行となった。たったの3坪だが1平米あたりの更地価格が約100万で土地評価額が900万円弱、建物は残存価値が少なく10万円の評価で、売却基準価額は775万円。100本の入札の結果、都内の不動産業者が80,000,001円で落札、次順位資格者はいなかった。賃料で考えると相当な高額な落札価格であるが、物件の希少性からなのか、それとも先々を見据えた価格なのか、夢のある珍しい物件だった。

東京地方裁判所本庁 2024年4月10日開札 令和5年(ケ)534号

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