- 2023.12.01
東京23区差押え物件数、前年比ほぼ横ばい=2023年7~9月差押登記=
東京23区2021年7~9月の処分の制限等の登記は1100件を超え、2023年4~6月期より増加したものの、前年と比べるとほぼ横ばいとなりました。
東京23区2021年7~9月の処分の制限等の登記は1100件を超え、2023年4~6月期より増加したものの、前年と比べるとほぼ横ばいとなりました。
首都圏の裁判所で最も入札本数が多いのは千葉地裁松戸支部なのだが、11月9日開札では入札数77本と、今年最も入札の集まった物件である。東武野田線六実駅至近、100坪余りの土地に鉄骨造4階建の平成7年築の建物、建物面積は561.78㎡、1階がコンビニエンスストアで2~4階は2DKが9戸の共同住宅。マイナス要素としては共同住宅部分は約半数が空家、店舗は対抗力のある賃借権で敷金700万円の預託があり、さら […]
集落から離れた山は、通常はあまり入札されないことが多い。11月8日の開札では期間入札の10物件のうち6物件が賀茂郡西伊豆町安良里の分割売却の山林原野だった。都市計画区域外の地域森林計画対象民有林で、標高200~500m、合計面積は115,324㎡と広大。道が存在しないため登山装備を整えて急斜面をよじ登る必要があり、猪や鹿が生息しているため立ち入りにはも険があり、地元猟友会のメンバーの同行もかなわな […]
依然として増えない競売開始物件数だが、2023年7~9月の1都3県の配当要求終期等の公告物件数は6~9月にくらべ約5%減少して1000件を下回った。近年で1000件を下回ったのは、最初の緊急事態宣言時以来である。埼玉県の減少が大きく20%程度減少し、さいたま地裁川越支部では公告回数も月に1回となっている。東京都の物件の申立債権者で最も件数が多かったのは住宅金融支援機構で13.4%でやや増加、次いで […]
渋谷区神南一丁目の渋谷MODI、マルイである。大型商業ビルではよくあることだが、この物件の所有者はマルイだけではなく10人以上の共有者がいる。その中の2人分の共有持分92745460分の6501411が競売となった。申立債権者は目黒区の法人。建物は言うまでも無くマルイが百貨店として使用しているが、株式会社丸井は売却外持分権者でもあるが、2法人を賃貸人とする賃借人でもある。対抗力のある賃借権で、月額 […]
新橋四丁目、新橋駅南西約500mの15m道路に面する商業地域の約38坪の、すでに建物は取毀済の更地3筆。残念なことに都市開発の過程のようで、それぞれの土地が離れている。近隣の公示価は293万円で、売却基準価額は3物件の合計が約2億7千万で分割売却。強制競売の申立債権者は平成27年に一度売買により所有権移転の登記があるが、解除により抹消となっている。開札の結果は角地の物件1が入札10本で基準価額の1 […]
■概況 新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、競売不動産の入札本数が増加し、価格は大きく上昇し続けていましたが、昨年より入札本数は減少し、落札価格の上昇は沈静化し、やや下落しています。 ■物件数の減少傾向が続く 2023年上期に首都圏で期間入札に付された物件数は2022年下期の約99%と概ね同じでしたが、減少傾向は続いており、特に東京都85%、千葉県81%と大きく減少しました。さらに、昨年の同時 […]
不動産競売で入札する際には保証の提供、いわゆる保証金が必要だが、これは売却基準価額の2割と思っている人は多い。たしかに、ほとんどの場合は2割だが、不納付が繰り返されると、再売却の際の保証の額が20%を超える場合がある。甲府地方裁判所令和2年(ケ)135号事件、富士山の麓、富士吉田市上暮地の所有者居住の土地付建物だが保証金は40%、この事件は最初の開札は2021年08月19日で、以降落札はあるも期間 […]
稲毛区あやめ台、千葉都市モノレールスポーツセンター駅1400mの第二あやめ台住宅、昭和46年9月築のRC造5階建1階部分 46.27㎡ (2LDK)、滞納管理費は25万円と多額ではないが売却基準価額は2万円。この住戸は令和R3年6月に火災が発生、激しく損傷しているのだ。なお、一棟の建物については、令和7年に大規模修繕工事の予定がある。この時期のマンションだと評価額はかなり低くなり、比準価額により6 […]
2023年4~6月の1都3県の競売開始物件数(配当要求終期等の公告物件数)は、大きくは変化はなかったが、新型コロナ感染症流行の後では最も少なく、1~3月期よりも10%近く減少した。東京都の物件の申立債権者で最も件数が多かったのは住宅金融支援機構で10.4%で変化はなく、次いでりそな保証、オリエントコーポレーション、アビリオ債権回収、アプラスの順だった。