稲毛区あやめ台、千葉都市モノレールスポーツセンター駅1400mの第二あやめ台住宅、昭和46年9月築のRC造5階建1階部分 46.27㎡ (2LDK)、滞納管理費は25万円と多額ではないが売却基準価額は2万円。この住戸は令和R3年6月に火災が発生、激しく損傷しているのだ。なお、一棟の建物については、令和7年に大規模修繕工事の予定がある。この時期のマンションだと評価額はかなり低くなり、比準価額により69万円のところ火災により20％減価、さらに競売減価によって売却基準価価額は2万円となった。入札の結果は24本、1,851,016円で県内の業者が落札、当然に次順位資格はないが、最高価に次ぐ入札は1,588,885円だった。ところで、この物件は2度目の売却だが、前回は入札23本で法人が2,345,678円で落札したが代金納付を怠り、今回再度入札を試みたが無効入札となっている。また、この建物はこれまで別室も競売で売却されているが、同じく1階の同面積の部屋、滞納管理費33万円が近年落札された時の落札価格は202万円、入札は3本だった。火事により基準価額が著しく低下し、逆に入札が集まったということだろうか。
千葉地方裁判所2023年7月12日開札 4(ヌ)75号事件
