長瀞の「廃墟スポット?」閉業した旅館457万円で落札 さいたま地方裁判所熊谷支部2025年9月10日開札

長瀞の「廃墟スポット?」閉業した旅館457万円で落札 さいたま地方裁判所熊谷支部2025年9月10日開札

■物件の概要
秩父郡長瀞町、長瀞駅近くの閉業した旅館である。建物は昭和55年の建築の鉄骨造4階建で客室は10室程度と小規模。都市計画区域外で土地は500坪余り。旅館は10年近く前に閉館したようで、建物内は当然に荒廃している。評価額は土地は平方メートルあたり15,000円程度で約131万円、建物は現価率0.01だが床面積が2000平方メートル近く462万円、老朽化した旅館で、変電設備のPCB廃棄物が残置されている等で43%減価して売却基準価額は2,370,000円。ちなみに年間の固定資産税は100万円余りだ。
■入札の結果
ホテルや旅館は稼働中ならば入札があるが、長期にわたり使用されていない場合は入札は少ない。しかし、基準価額が低いこともあり入札が2本あった。県内の貿易や人材紹介を行う法人が基準価額の2倍近い4,570,000円で落札、最高価に次ぐ入札額は2,000,000円だった。

さいたま地方裁判所熊谷支部2025年9月10日開札 令和7年(ケ)20号事件

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