2023年4月

  • 2023.04.27

竜王の健康ランド、入札1本約1800万円で落札 甲府地裁本庁4月20日開札

山梨県甲斐市の健康ランド名取温泉、平成31年に閉鎖となった日帰りで入浴できる施設が落札となった。源泉の温度は35度のため加温により用いられていたが、燃料代の高騰で廃業・破産となったとの陳述。ロケーションは中央本線竜王駅から800m、国道沿いで甲府バイパスの入口も近い。998.72㎡の敷地に地下1階地上3階述1908.69㎡の鉄骨造の平成3年築の建物で浴場や広間がある。2022年04月開札のスケジュ […]

  • 2023.04.27

毎回落札されても、再び売却が繰り返される謎のマンション、今回4回目の落札 東京地方裁判所2023年4月26日開札

東神田のマンションの持分権、売却基準価額は743万円。2022年2月の開札での落札の後、何と今回4回目の落札である。入札数は1回目21本、2回目7本、3回目15本、そして今回は11本だった。持分割合が74021701/142135608と半端だが、この所有権は遺留分減殺請求によるもののためで、申立人は相手側共有者。買受人に対抗力を持つ賃借人が社宅に使用し、管理費の滞納はない。謎なのは、売却許可とな […]

  • 2023.04.21

スルガ銀申立 蓮田の一棟マンション入札3本1億3千万余で落札 さいたま地方裁判所本庁2023年4月19日開札

蓮田駅810m、蓮田岩槻バイパス沿いの昭和59年築の一棟マンション、1~2階部分は事務所倉庫。6階建で述床面積は2212㎡に及ぶ。住宅部分は25戸中14戸が賃借人居住で残余は空家で年間賃料は1200万円程度、建物の状態はそれほど良くないようだ。現所有者は個人で、同人がこの不動産を売買で取得した平成25年以前からの賃借人も複数居住。評価額は積算では土地は標準画地価格が107,000円/㎡、1276㎡ […]

  • 2023.04.19

船橋の操業を停止した食品工場、入札は1本、1億円で落札 千葉地裁本庁2023年4月19日開札

令和元年に操業を停止した食品工場と寄宿舎、船橋市田喜野井3丁目の1種中高層住専地域、2859㎡の敷地に食品工場と寄宿舎など4棟の古い建物が建つ企業破綻案件である。工場内ではかつては餃子、シュウマイ、サラダ等を製造しており、機械類をはじめ動産が残置されている。機械器具類は工場抵当法第3条の目録外であり、冷蔵庫や冷凍庫以外にも野菜加工の機械器具類や餃子製造ラインなどがあり49万円で評価されていた。用途 […]

  • 2023.04.19

同一マンションの10年間での落札価格の推移 横浜地裁相模原支部2023年4月19日開札

4月19日の開札で落札となったジェイシティ相模原、横浜線相模原駅徒歩2分、平成17年築の総戸数48戸のファミリータイプのマンションだ。戸数が多くないが、このマンションはこの10年余で4回競売で落札となっている。たまたまその年に開きがあったので、価格の推移を見てみると、2012年と2023年のおそよ10年間で、売却基準価額も落札価格も2倍に近い上昇で、21.8万円の㎡あたり価格が43.2万円となって […]

  • 2023.04.18

北松戸の店舗・事務所・共同住宅9階建ビル7億超で落札 千葉地裁松戸支部2023年4月13日開札

松戸市新作、北松戸駅600mの1種住居地域3357㎡の土地と、延床面積3357㎡の9階建建物なので、競売物件としてはかなり規模が大きい。賃借人が一括賃借し転貸、居宅以外に店舗や事務所、2フロアはテニススクールなどに用いられいるが買受人に対抗力を持つ賃借権はなく、転借人に月額賃料は600万円程度でそのおよそ9割が原賃借権の賃料と設定され、転借人が預託している敷金も3000万円におよぶ。土地所有者は前 […]

  • 2023.04.13

いわくつきの再売却物件、南鎌ヶ谷戸建3度目の落札 千葉地裁松戸支部4月13日開札

鎌ヶ谷市南鎌ヶ谷四丁目、馬込沢駅1400mの1種低層住専地域101.31㎡、建物は昭和58年築の居宅で所有者が居住。この物件、過去に2回落札されていて今回が3回目の落札となる。最初の開札では入札12本で7,841,000円、2回目は11本で6,000,000円でともに業者が落札している。ところが、228万円だった売却基準価額は今回は半額に近い128万円に。なぜ売却基準価額が下がったのか。前回までは […]

  • 2023.04.13

3度目の落札、接道に難あり南篠崎町戸建住宅 東京地裁本庁2023年4月12日開札

過去2回落札はしたが買受にいたらなかったのか、3度目の落札である。江戸川区南篠崎町、瑞江駅1300m、1種中高層住専地域で59㎡の敷地と私道12㎡、建物は平成3年築3階建。周辺公示価は1㎡33万円だが土地の評価は接面道路の条件で40%減価しているため売却基準価額は5,950,000円と低廉で、初回の売却では入札12本で都内の業者が1516万円で落札、2回目は入札18本で沖縄の業者が2000万円で落 […]

  • 2023.04.13

台東区台東、8坪狭小敷地の空家4階建てビル入札31本で落札  東京地裁本庁2023年4月12日開札

台東区台東、仲御徒町駅400mの昭和62年築のS造4階建のビルが31本の入札で、都内の貸しビル業の会社が落札した。6mの区道に接面するが敷地が26.43㎡、延床面積75.57㎡とかなり小規模物件。共有者が9人だが、遺産分割申立事件の審判に基づく形式競売で、平成9年に相続なので長期にわたり不使用であったと思われる。1階は事務所、2~4階が居住スペースである一体の事務所居宅。動産類はなく、20年前の住 […]

  • 2023.04.10

競売申立数、わずかに増えたが依然として大きな増加なし=2023年1~3月配当要求終期公告=

2023年1~3月の1都3県の競売開始物件数(配当要求終期等の公告物件数)は、やや増加して2022年7~9月期とほぼ同数だった。1~3月期としてはコロナ以降では最も件数は多かったが、依然として増加はしておらず、コロナ前の4分の3程度の件数だった。都県別では東京都、埼玉県、千葉県では約10%増加し、神奈川県では7%減少した。東京都の物件の申立債権者で最も件数が多かったのは住宅金融支援機構で全体の11 […]