毎回落札されても、再び売却が繰り返される謎のマンション、今回4回目の落札 東京地方裁判所2023年4月26日開札

毎回落札されても、再び売却が繰り返される謎のマンション、今回4回目の落札 東京地方裁判所2023年4月26日開札

東神田のマンションの持分権、売却基準価額は743万円。2022年2月の開札での落札の後、何と今回4回目の落札である。入札数は1回目21本、2回目7本、3回目15本、そして今回は11本だった。持分割合が74021701/142135608と半端だが、この所有権は遺留分減殺請求によるもののためで、申立人は相手側共有者。買受人に対抗力を持つ賃借人が社宅に使用し、管理費の滞納はない。謎なのは、売却許可となっているのもかかわらず、何度も繰り返し期間入札に付されるということだ。恐らく代金が不納付なのだろう。これまでの落札は毎回法人で、2回目3回目は地方の別業種の会社だが、1回目は頻繁に競売で落札している業者だった。今回4回目の落札は個人名で1410万円、次順位は法人で僅差1402万1千円だった、今回は買受に至るのであろうか?

東京地方裁判所本庁 令和3年(ヌ)239号

 

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