神栖市の底地に入札40本  水戸地方裁判所本庁2024年10月11日開札

神栖市の底地に入札40本  水戸地方裁判所本庁2024年10月11日開札

茨城県の南東端、太平洋と利根川の間、神栖市矢田部、成田線椎柴駅から約6キロメートルの244坪の市街化調整区域の土地、土地上には対抗要件を持つ賃借権がある件外建物が存在する。周辺公示価は平方メートルあたり1万円を下回るため、売却基準価額は348万円。この土地に40本の入札があり、売却基準価額の約9倍の31,010,001円で個人名の落札となった。最高価に次ぐ2位以降の入札額は、30,199,888円、29,660,000円、28,600,000円、27,200,000円なので、接戦と言えよう。実は、この建物はコンビニエンスストアであり賃借人はセブン-イレブン・ジャパンで、令和R28年まで月額賃料は550,000円、負担する敷金の預託もないである。競売物件の場合、評価額には収益性が考慮されにくいので、このような基準価額での売却となったが、年間地代660万円と考えると相当の高利回り物件である。

水戸地方裁判所本庁 2024年10月11日開札 令和6年(ヌ)3号事件

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