年間賃料450万円 売却基準価額700万円 の一棟マンション 千葉地方裁判所松戸支部2023年1月19日開札

年間賃料450万円 売却基準価額700万円 の一棟マンション 千葉地方裁判所松戸支部2023年1月19日開札

アパートなど共同住宅一棟の売却基準価額は低くなることが多く、買受価額と売却基準価額が大きく乖離することが多い。2023年1月19日開札の野田市山崎、RC造4階建の総戸数39戸、平成3年3月築、運河駅500mの1Rのマンション。現況調査時には16室が賃借人居住のため年間賃料は454万円であり、もしも同様の賃料で満室とならば年間賃料は1000万円を超える。積算価格は土地2386万円、建物1300万円で合計約3600万円で、収益価格と積算価格を調整し、さらに空室が多いなどの要素により市場性修正で50%減価した結果、売却基準価額が満室時の年間賃料予想を下回る700万円となっている。当然に大量の入札が集まり入札数72本だった。しかし、落札したのは申立債権者のオリックス債権回収(株)で金額は84,567,076円、次いで高額の買受申出は49,200,001で、この金額でも売却基準価額の7倍を超える。

千葉地方裁判所松戸支部2023年1月19日開札 4(ケ)83号

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