不動産競売では、一般の市場ではあまり見かけないような不動産も売却となる。久喜市久喜東2丁目、久喜駅から720m、6m市道に接面する1種低層住専地域115坪の土地と未完成の木造2階建て工事が中断した状態の共同住宅。併合事件で先行事件は建物だが未完成なので未登記のため土地と同じ債権者が代位して保存登記し強制競売を申立。建築された時期は不明だが、建築確認から令和元年頃と思われ、工事が中断している。土地の担保不動産競売が後行、土地は所有者法人が平成31年に売買で取得、地方銀行が約1億3千万円の債権額の抵当権を設定、評価額は土地が㎡あたり90,100円で約3400万、建物は未完成でありながら大きく修正はされておらず現価77%で約3400万円、売却基準価額は5485万円。
開札結果は入札7本、71,587,777円で都内の法人が落札、次順位買受申出額は70,888,888円だった。
さいたま地方裁判所本庁 2024年9月4日開札 令和6年(ケ)10号・令和6年(ヌ)4号事件