■物件の概要
中央線立川駅から徒歩10分程度、2項道路に接面する商業地域約19坪の土地と昭和63年築の鉄骨造4階建の建物であるが、建物が少し変わっている。元々は社員寮だった長期間空家の建物で10室の居室のうち、1階2階部分の5室は室内にキッチンや水道、トイレ、風呂が無く、1階に共同の風呂場、2階に共同のトイレが設置されているが、共同のキッチンは無く、建物の保守状況も相当に悪い。この状況ではなかなか利用が難しく、一部でリフォーム工事は試みていた途中のような資材の放置がある。さらに検査済証未交付、容積率超過である。所有者は平成28年に売買で取得しているが、その際にスルガ銀行を権利者で8000万円の抵当権が設定されており、今回の申立債権者である。評価額は土地は1平方メートルあたり42万円で約2200万円、建物は現価率0.05で約250万円、格別な減価はなく収益価格の約1500万円と調整して売却基準価額は16,800,000円。
■入札の結果
現状での賃貸利用よりは建替用地としての需要はありそうで入札は16本、落札したのは都内の貸ビル業の会社で売却基準価額の1.88倍の31,600,000円、次順位者との金額差は135万円だった。

東京地方裁判所立川支部2025年9月2日開札 令和7年(ケ)44号事件