マンションの自転車置き場が競売に 横浜地方裁判所本庁2025年6月3日開札

マンションの自転車置き場が競売に 横浜地方裁判所本庁2025年6月3日開札

■物件の概要
不動産競売では通常は流通しない物件も売却となるが、この日開札となった物件にはマンションの自転車置き場があった。瀬谷駅1400mの横浜サウスプラザ三ツ境、平成4年築の42戸のマンションなのだが、その中の専有部分で建物の種類は自転車置場29.88平方メートル、現在は使用されておらず、何もない空間だ。何でこんなものが競売になるのかというところだが、元の所有者は新築時の分譲会社で、後に公売で売却されて法人に所有権が移転、その後もさらに売買されていている。自転車置き場なのに管理費の徴収があり、滞納額は約350万円。評価額は建物平米あたり再調達原価17.5万円、現価率0.27で146万、敷地利用権価格247万円で、マンションの自転車置き場という事で20%の市場性修正がなされ滞納管理費で減価後の売却基準価額は500,000円。
■入札の結果
あまりに利用価値に乏しく、また、滞納管理費も多額でありさすがにこれは誰も入札しない。入札数は1本で申立人であるマンション管理組合法人が2,500,000円で落札した。

横浜地方裁判所本庁2025年6月3日開札 令和6年(ケ)280号事件

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