香取市長岡、成田線小見川駅6キロメートルの非線引都市計画区域に位置する敷地2000坪余りの燃え殻、ばいじんを処理する産廃処理施設の工場である。土地と建物以外に中間処理施設プラントなど工場抵当法第3条第2項による機械器具及びそれ以外の機会器具類も一括売却に付される。現在は六価クロム等の数値が基準まで下がらなかったことから県より行政指導(産廃全量の撤去)を受け、現在は操業を停止、操業再開を目指している中での競売での売却となった。買受となった場合、譲渡されること自体に廃棄物処理法による制限はないが、産廃処理施設として使用するには同法に基づく処分業の許可が必要になる。評価額は土地は平米あたり約4千円ながら7000平方メートル近い地積があり約2900万円、平家建の建物は附属建物を含め2000㎡近くの面積があり約2億5千万円、さらに機械器具類が4000万円以上の評価で、売却基準価額は180,300,000円。
開札結果は入札2本、320,222,223円で都内の法人が落札、最高価に次ぐ入札額180,008,800円だった。
千葉地裁本庁 2024年9月11日開札 令和5年(ケ)1号事件