共有持分が4つに分割売却、結果は3社が落札 東京地裁本庁2024年1月31日開札

共有持分が4つに分割売却、結果は3社が落札 東京地裁本庁2024年1月31日開札

この日開札となった杉並区宮前2丁目、京王井の頭線富士見ヶ丘から1400mの1種低層住専地域の借地権付建物は、併合事件とならず4つの売却単位に分割して売却となった。もちろんそれぞれに異なる事件番号が付され、令和5年(ヌ)217号は持分3/40、令和5年(ヌ)218号は持分2/40、令和5年(ヌ)219号も持分2/40、令和5年(ヌ)220号は持分14/40で全部合計しても100%とならない。そもそもこの建物は令和元年に持分19/40が競売に付され、その際の買受人が今回の申立人、申立人が4売却単位を買い受けることができれば持分100%となる。さらに、借地の所有者は国で、この土地は物納されたものだ。開札の結果は申立人である都内の宅建業者が1売却単位を落札したが、残りの3売却単位は都内の法人2社が落札し、共有関係が続くこととなった。

東京地方裁判所本庁 2024年1月31日開札 令和5年(ヌ)217号ほか3事件

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