競売物件で、入札本数が少ないのは東京都?

競売物件で、入札本数が少ないのは東京都?

先日、2022年下期の首都圏の競売物件動向が発表されたが、落札となった物件に平均何本の入札があったか、1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で、最も入札本数が少ないのは以外にも東京都であった。東京地裁の開札ではマンションに30本程度の入札があることも珍しくなく、多くの入札があるように感じるが、実は他県のほうが入札は多い。東京都の場合23区を管轄する本庁と多摩地区を管轄する立川支部があるが、23区のみでも入札数はそれほどに多くなく、1都3県の13箇所のうち8番目である。ちなみに入札数が少ないのは横浜地裁横須賀支部、さいたま地裁熊谷支部、そして東京地裁立川支部である。では、どの地域で入札が多いのか、2022年は断トツで千葉地裁の松戸支部で平均20本を超えている。その次に横浜地裁の本庁、さいたま地裁の本庁と続く。以前は競売物件に入札が集まるのは東京のイメージであったが、今では東京に隣接する他県の地域のほうが入札は多い。

2022年下期首都圏競売物件、物件数が減少、入札本数の増加はやや沈静化したが、高い落札価格は続く

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