小田原市本町、件外建物の敷地に入札22本 横浜地方裁判所小田原支部 2023年12月20日開札

小田原市本町、件外建物の敷地に入札22本 横浜地方裁判所小田原支部 2023年12月20日開札

この日の開札で最も入札の集まった物件は、小田原駅から徒歩8分、小田原市本町の商業地域の100坪余りの土地だった。この土地だが、売却外の建物が存在する。敷地利用は元々は親族間の使用貸借で、いわば親の土地の上に子の家が存在していたものであった。後に土地に相続が発生し、その共有者のうちの1名が今回の申立人。なお、土地は一度相続を原因としてこの申立人の単独名義に所有権移転登記されているが、後に遺留分減殺請求により4人の共有となっており、そのうちの1人の登記上の住所は本件土地上の件外建物だ。このような経緯はあるが、売却となる土地としては、敷地利用権の無い建物が存在する土地、評価上の更地価格159,000/㎡で土地自体の価値は5000万円を超え、売却基準価額は26,000,000円。開札結果は22本の入札で名古屋市の業者が52,271,008円で落札した。次順位価格は50,088,888円だった。

横浜地方裁判所小田原支部 2023年12月20日開札 令和5年(ケ)45号事件

コラムカテゴリの最新記事