■概況 2022年は競売物件数が減少しました。新型コロナの感染以来続いていた入札本数(落札物件の平均入札本数)の大きな増加は止まった様子ですが、落札価格(落札価格の売却基準価額に対する乖離率の中央値)の上昇傾向はやや緩やかになりつつも続いています。 ■期間入札物件数 ~各都県で減少傾向~ 期間入札に付された物件数は、前年の同時期(開札日2021年7~12月期)と比較すると首都圏すべての都県で物件数 […]
根府川のザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ ヒルトンクラブが期間入札で落札。と言ってもホテルそのものが売却となったわけではなく、共有持分権者として、会員となりホテルを利用する権利が競売での売却となったもので、買い受けてホテルを利用するには当然にヒルトン・グランド・バケーションズ・クラブに入会登録し費用を支払う必要がある。売却基準価額は174,000円だが、この価格は土地と建物の積算価格に基づくため、 […]
2月21日の開札では、南林間駅300mの平成4年築、総戸数79戸のライオンズステーションプラザ南林間の10室がそれぞれ分割売却となり全て落札となった。このような場合、単独の業者が多くを落札することがよくあるが、今回の場合は3物件を都内の1社が落札した他は各室が別の落札者で、さらに個人名での落札もあった。入札本数も2本から8本と少なめだった。南林間駅300mの平成4年築、総戸数79戸のマンションで売 […]
品川区南品川の41戸の分譲マンション一棟の土地の売却という珍しい物件が売却となった。41戸のうち18戸は土地所有者及び土地所有者代表者会社が所有しているが、23戸は分譲されそれぞれの区分所有者が所有、土地の利用権原は借地権の準共有持分、地代は月額4800円。借地権は最先の賃借権および不明だが最先の賃借権があると思われるが、建築年が昭和43年なので、借地権はすでに50年以上を経過している。債権は信用 […]
不動産競売では火災となった不動産もときより売却となる。千葉市稲毛区の団地、昭和46年築エレベータなしの1階部分46.27㎡、火災により室内は激しく燃焼し、その後空家となっている。申立人は団地の管理組合。評価の基礎となる比準価格が1㎡あたり50,000円で、火災による要因で減価と滞納管理費30万円程度を控除し、売却基準価額20,000円のところ、開札結果は入札は23本、県内の業者が2,345,678 […]
市川市新井3丁目、南行徳駅650m 2種中高層住専地域の468.31㎡の土地、所有者が平成30年に取得した自宅建築を目的とした土地で、隣地との境界にはブロック塀や柵が設置され、公道との境には工事用フェンスや鉄パイプ組シートが設置されている。この物件、開札期日2022年10月に期間入札に付されているが、その時の売却基準価額が92,680,000円だが取消となり、今回は売却基準価額は64,870,00 […]
2022年10~12月の1都3県の配当要求終期等の公告物件数は、わずかに増加した前四半期(7~9月期)から反転し約5%減少した。ただし、神奈川県だけは約10%増加した。1年間を通算すると、東京都、神奈川県、埼玉県で約10%強減少、千葉県は前年とほぼ同数だった。東京都の物件の申立債権者で最も件数が多かったのは住宅金融支援機構で全体の10%と前四半期と同様、次いで㈱オリエントコーポレーション、アビリオ […]